RECOTECHは、サーキュラーエコノミーを牽引するClimate Tech Startupとして、リブランディングを実施しました。
BACKGROUND
2007年5月に創業し、廃棄物に関連するコンサルティングを展開してきたRECOTECH。RECOTECHは、Resource / Ecology / Technologyを掛け合わせた造語であり、当時は廃棄物を軸にサステナビリティに特化していること自体が差別化の要因となるため、ごみ箱とテクノロジー、そして”グリーン”をブランドイメージとして打ち出してきた。
2020年末に外部資金を調達し、第二創業としてスタートアップ化させてからもコーポレートアイデンティティ(CI)は変更せずに事業を進めてきた。しかしサステナビリティが前提となり、サーキュラーエコノミーへのシステム移行が加速する中で、RECOTECHの事業活動の本質とブランドイメージとのギャップが生まれた。
CHALLENGE
サステナビリティが前提となり、”グリーン”なイメージだけでは何も語ることができなくなった今、リブランディングを通してRECOTECHの哲学と行動をどのように一致させた表現に昇華するのか。
OUTCOME
データドリブンなClimate Tech Startupとして、RECOTECHを体現する新たなコーポレートロゴ、サービスロゴ、ミッション、ビジョン、バリューへと刷新。
NARRATIVE
多くのスタートアップにとって、何よりもまず注力するべきは事業開発であり、ブランディングは二の次。RECOTECHの状況も同じでした。スタートアップ化した2020年末からはとにかくPMF(プロダクトマーケットフィット)に向けて、ひたすらに事業を推進してきました。
出典:https://www.shoeisha.co.jp/book/article/detail/362
スタートアップとして事業立ち上げから約2年が経ち、ようやくSPF(Solution Product Fit)が見えてきた一方、RECOTECHの対外的な見られ方とソリューションとのギャップを感じ始めたことにより、リプランディングプロジェクトを開始しました。
リブランディングパートナーには、原宿の独立系クリエイティブエージェンシーのUltra Super New (通称USN)。個性的なタレントが集まるUSNのデジタルドリブンでグローバルな表現力が、今後グローバルに展開していくRECOTECHにマッチし、伴走いただきました。
URL : https://ultrasupernew.com/
① Corporate / Brand&Service Identityの刷新
データドリブンなClimate Tech Startupとして、ミニマルかつデジタルファーストな印象をもたらすロゴに刷新しました。フォントに以下の特徴のあるFounders Groteskを採用しました。
Founders Grotesk
_クリーン、シンプル、幾何学的、現代的
_デジタルデバイスに最適
_ミニマルな要素 – シンプルで飾り気のないデザイン
poolは、あらゆる資源を循環させるためのデータプラットフォームです。ロゴには、自然と調和する黄金比をベースデザインに据えながら、複数のステークホルダーが有機的に連携し、循環型サプライチェーンをイメージさせる♾️を用いたロゴを採用しました。
② MVV(Mission / Vision / Value)の策定
Question – 私たちは何のために存在しているのか?
気候変動は現代における重要な課題です。しかし私たちは今の心地よさを優先し、次世代に解決を任せている状態です。この社会の仕組みに変革を起こし、世代間責任を果たすこと。これが私たちのミッションです。
Question – 私たちは将来、どのような景色を作り出したいか?
従来の”ごみという概念のない社会をつくる”から、”ネイチャーポジティブ*な経済発展ができる社会をつくる”にVisionを更新しました。サステナビリティが前提となった今、マイナスをゼロにすることは当たり前。だとすると、サーキュラーエコノミーの実装によってごみという概念がなくなった先に、RECOTECHは何を目指すのか。そこで私たちはネイチャーポジティブという表現を用いて、経済活動と自然回復を両立させた世界をつくることをVisionに置きました。
*ネイチャーポジティブとは
人類の存続のために必要な自然生態系の損失を食い止め、回復させていくことを意味する言葉です。自然資本や生物多様性の観点から、経済活動による自然への負の影響を抑え、プラスの影響を与えることを表す概念です。
Question – 私たちがこだわりたいことは何か?